可逆的選択

趣味で書いています @yadokarikalikar

いつまで続くのだろうか

まだ生きている。正直な感想を述べればその一言に尽きる。節目となる歳も迎えたし、思い付く限りの願望も叶う形にはなった。これ以上は求められないとは言えないが、しかし必要最低限のことは済んだ。手垢に塗れた表現ではあるが、もう悔いはない。

手垢に塗れた表現というのがよくない。その手垢は誰のものだ。

これだと確信をもって書き上げた文章が次の日には雑音の吹き溜まりに見えてしまうことがある。冷静に省みればぼつぼつと空いた穴の醜さに気付けようものだが、なにが一番恐ろしいかといえば昨日の自分が嬉々として雑音を積み上げたという光景、またその事実なのである。不出来ゆえに通る道である。未熟さゆえの過ちである。