可逆的選択

趣味で書いています @yadokarikalikar

2015/09/08

時間があるのと、加えて興が乗っている面も応援してか、日記を書くことにした。
元来日記など書こうとしても続かない性格の人間である自分だが、それでも18歳の5月から数ヶ月間ほぼ毎日日記をつけていたことがあった。それはいまでも勉強机(家を出た兄のお下がり)の広い引き出しの中に入っていて、昨日久しぶりに読み返した。日記をつけることの一番の楽しみは、こうして思い出せなくなるほど時間が経ってから読み返すことだと思う。
文章を読みながら、このときからもう3年が経過しようとしていることに気付いた。少し驚いた。
当時は高校最後の年ということもあり、受験に部活にと大変だった、と思う。いまはもううまく思い出せない。宛ら古いVHSみたいな映像記憶だけがある。

自分の部屋のベッドに漫画や小説を山のように積みすぎて、今夏中はベッドの半分を書籍が占め、残りのもう半分を使って睡眠していたのだが、寝ながらいつ落ちるともしれない恐怖感から、冬用の掛け布団をベッド脇の床に敷きそこに枕とタオルケットを持ち寄って寝ている。床はやはり硬くてなんというかセルフキャンプ状態だが(これまでの人生で行ったことがない故に本当のキャンプを知らないが、何故かキャンプ先で寝るときは地面が硬そうな印象があるので)、これはこれで悪くない。書籍はおいおい片付けようと思う。

ここのところ数週間、毎朝路面電車に乗る。安い上に本数も多く、それはそれはとても快適な思いをしている。外に出るときには、行き先がどこであろうと路面電車に乗って走ってゆきたくなるほどには。だけど大抵の地面にはレールが敷かれていないので、それは叶わない話だった。そもそも安いとはいえそんなに乗るだけの電車賃を持ち合わせてもいないのだし。

一日がとても速い。とみに感じる。朝起きたらすぐ夜になってしまう。夜寝たらすぐ朝になってしまう。緩やかな下り坂を歩かされている気分になる。壁に突き当たって動けなくなるまでこの調子なのだろうか?

台風が接近していると聞いた。明日外を出歩くひとが、なるたけ怪我をしないことを密やかに祈りつつ、お酒を頂こうと思う。おやすみなさい。